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不動産の共有名義のデメリットと注意点

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不動産の共有名義のデメリットと注意点
不動産の共有名義を選ぶことには、いくつかのデメリットが存在し、注意が必要です。
デメリット1:売却がしにくくなる 共有名義の不動産を売却する場合、共有者全員の同意が必要となります。
特に、離婚後の財産分与の際に問題が発生することがあります。
例えば、夫が自分の名義の不動産を売却したいと考えても、妻が共有者であり売却を拒否すれば、法的には売ることができません。
また、共有名義を単独名義に変更する際も、金融機関への連絡と承諾が必要です。
これにより、元々2人で分けて支払っていた住宅ローンが一方の負担となる可能性もあります。
参考ページ:共有 名義でローン は 夫 のみで離婚 財産 分 与 家 共同 名義の場合のメリット・デメリット
デメリット2:相続が発生すると複雑になる 共有名義者の一方が亡くなり相続が発生した場合、相続人が複数いると共有名義者が増えていく可能性があります。
最初は2人だった共有名義が、3人や4人と増えてしまう可能性があるのです。
このような場合、共有者全員の意思決定が必要となり、合意を得るための取り決めが複雑化する可能性があります。
以上が、不動産の共有名義のデメリットと注意点です。
これらを理解した上で、共有名義を選ぶかどうかを慎重に検討する必要があります。
なお、不動産の共有名義は自由に決めることができるわけではなく、通常は出資した割合に応じて持ち分を登記する必要があります。
例えば、夫が自身の資金で不動産を購入し、妻と半分ずつの共有名義を登記すると、妻には夫からの贈与が発生することになります。
したがって、不動産の共有名義を決める際は注意が必要です。